理事長のご挨拶

 本学会は、昭和48年に神経因性膀胱研究会として発足して以来、35年にわたり下部尿路(膀胱および尿道)機能障害についての臨床と研究に取り組んできました。

 学会の名称を平成14年から日本排尿機能学会と改め、より広い活動を展開しております。

 本学会員は、2008年10月10日現在で正会員が1145名となり、その活動も年1回の学術集会の開催、年2回の学会誌の発行のみならず、疫学調査、自主研究、ガイドラインの作成、排尿機能検査士資格制度などに携わっております。

 国際事業としては、韓国、台湾との2カ国と密接に連携し、Pan-Pacific Continence Society Meetingを運営するとともに、平成21年からは英文誌LUTSの刊行を予定しています。

 本学会が実施した排尿症状の疫学調査では、排尿問題で医療機関を受診しない理由が最も多いのは、男女のいずれにおいても「困っていない」であり、他に「歳をとれば当然」「病気でない」「恥ずかしい」などが挙げられ、下部尿路症状が、治療可能なものとして一般的に広く認められるような啓発活動を、さらに積極的に行うことが必要であると考えています。

 最後に、本学会の発展のために皆様の絶大なご協力をお願いして挨拶とさせていただきます。

2009年新春
日本排尿機能学会理事長
西沢 理